次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる「日本財団 海と日本PROJECT」。
2021年の夏から秋にかけて、道南の江差町・かもめ島で「かもめ島マリンピング」が開催されました。
2021年の夏から秋にかけて、道南の江差町・かもめ島で「かもめ島マリンピング」が開催されました。
江差のまちの向う側に見える「かもめ島」は、北前船が栄えた時代の重要な拠点。
こちらの鳥居は最近建てられたものですが、その後ろには瓶子岩(へいしいわ)があり、江差がニシン漁で栄えた由来となっている伝説にちなんでいます。
かもめ島の上は意外とかなり開けていて、広い敷地にキャンプ場があります。「かもめ島マリンピング」とはここで行なわれるキャンプの企画なのです。
グランピングと手ぶらキャンプの2種類があり、一日一組限定のグランピングではテントの中にベッドが2台あり、まるでコテージのよう。
ここに飾られている絵も、北前船の時代のにぎわいを表わす江差とかもめ島が描かれています。
滞在に必要なものが揃っているだけでなく、楽しく過ごすためのグッズも用意されています。
グランピングは、まさにホテルのような滞在ができるキャンプなのです。
ウエルカムスイーツには、地元の銘菓「五勝手屋本舗」のお菓子、「北海道生活」でも紹介している「回/Re-Fruit」が用意されていました♪
グランピングでは、江差の2軒のレストランが協力して、豪華な夕食を提供。
こちらはレストラン「SATOMI」の特製BOX。まるで、おせち料理のようです!
北前船で栄えた時代に使用されていた“おかもち”に入っており、この企画のために江差の職人が手づくりしたという趣向を凝らしたものです。
こちらはレストラン「SATOMI」の特製BOX。まるで、おせち料理のようです!
北前船で栄えた時代に使用されていた“おかもち”に入っており、この企画のために江差の職人が手づくりしたという趣向を凝らしたものです。
【壱の重】江差産ベニズワイガニのコロッケ、魚介のサラダ、骨付きソーセージ、頭付き赤海老のフライ【弐の重】和牛のワイン煮込み、ヒラメ大葉揚げ、道産牛のローストビーフ、白いだし巻き卵、豚肩ロースのコンフィ【参の重】江差産天然岩海苔の棒めし、メークインの味噌ポタージュスープ、ベイクドチーズケーキ、季節のフルーツ。
※取材時のメニュー、仕入れなどによって変更あり
※取材時のメニュー、仕入れなどによって変更あり
「SATOMI」オーナーシェフの佐藤伸善さん。“おかもち”は江差のまちで使われていたものにヒントを得て、特製のBOXがついに実現したそうです。
こちらも“おかもち”に入ったイタリアン「パレス」の特製BOX。漁師町にふさわしい豪勢なパエリャや、ワインに合いそうな料理が豊富に揃います。
【壱の重】季節のオードブル(サーモンや自家製のソーセージ、生ハムなど仕入れなどによって変更あり)【弐の重】上ノ国町フルーツポークの赤ワイン煮、江差Bekkyのパン、ガサエビのパウダー入りアヒージョ【参の重】前浜の魚介たっぷりパエリャ。
※取材時のメニュー、仕入れなどによって変更あり
※取材時のメニュー、仕入れなどによって変更あり
ワインといえば、江差町の向かいにある奥尻島では「奥尻ワイン」をつくっています。ぜひ地元のワインで楽しんでみたいものですね。
イタリアン「パレス」オーナーシェフの工藤為義さん。地元の生産者さんや道南のワイナリーなど横のつながりを大切にしながら、ひと手間加えたイタリア料理をつくってくれます。
ほかにも海鮮やステーキのBBQが選べます。豪華なステーキや肉、さすが江差といったアワビなど海鮮も充実。
BBQというと自分で料理をするというのが基本ですが、このマリンピングでは担当の宮崎拓馬さんが食材を調達して焼いてくれるのです。
しかも朝食の食材も、宮崎さんが用意してくれます! 初めての人でもつくれるように、翌朝サポートも可能ですので、朝ごはんも楽しみです。
地元の牛乳も添えて、こんな素敵な朝食を用意されていたらたまらないですね!
撮影当日は天気が不安定で、朝晩も相当冷え込んだのですが、エアコンがあり快適に過ごすことができました。
江差マリンピングは来年も(2022年4月下旬~)開催予定なので、ぜひ、HPを確認してみてください。